Violin-Viola奏者のための講座を初開催しました

11月11日(日)にViolin-Viola奏者のためのアレクサンダー・テクニーク講座を初開催しました。サブタイトルは、「自分のチューニングで演奏の質が変わる」です。

今回の講座は、Violin/Violaプロ奏者の村井薫さんと、Violinの村上敬子の2名のアレクサンダー教師で行う初めての講座でした。
当日は9名の方にご参加いただきました。

今回私は、グループワークやゲームを担当しました。
慣れ親しんだ楽器の刺激をちょっと脇において、自分のチューニングを優先してもらうために、楽器代わりの棒を使ったワークをいくつかやりました。自分の楽器の長さを棒の長さで示してもらうゲーム、楽器と弓にみたてた2本の棒を使って弾くワーク、クッションをたたきながら弾くワークなどをやりました。

各ワークの目的については、(次回も同じのをやるかもしれないし、、、)ここでは触れないでおきますが、みなさん楽しんでやってくれたので、遊びの中で体感する純粋な学びがあったに違いないと思っています。

そして、棒の楽器の後は、ヴァイオリン型模型にグレードアップして、動きを探究してみたりもしました。
この模型は今回のワークショップのために制作しました。今まで私自身がアレクサンダーのレッスンでヴァイオリン演奏を探究してきた数々の場面を思い出し、こんなおもちゃがあったら役立つなと考えて、とても楽しみながら作りました。私の自信作(材料費200円)です(笑)。
興味のある方は、個人レッスンにいらしたときに試奏して下さいね。

個別ミニレッスンは、薫さんが担当しました。
座奏の姿勢、楽器の構えから、ヴィブラート、ピチカート、人前での緊張など、各人の関心事を探究していきました。

今回、皆さんの感想をおききして嬉しかったのは、「楽しかった」という声が多かったことです。参加者同士で悩みを共感できること、改善結果が良くわかることが、同じ楽器同士で学ぶメリットだと感じました。

感想の一部をご紹介します。

楽器を構えようとしたときに、パッと力が入ることとかが、他の人を見ていてよくわかって、自分のいい気づきになりました。

今まで体幹とかお尻とかを意識するように言われたことはありましたが、首や頭については意識がいってなかったので、新しいポイントとして今後意識してみようと思います。
自分の個人レッスンではピンポイントでアドバイスをいただけて、とても嬉しい体験でした。他の方のレッスンでも、たくさんのポイントを学べましたので、その時々で思い出して取り入れてみようと思います。

何でも最短距離でやろうとする自分に気づいた。動きをゆったり大きく広くイメージするとよさそうだと思った。
ピチカートはふだんレッスンでみてもらう機会もなかったので、とても役に立ちそうです。

関節の位置や動き方など、ほとんど意識したことがなかったので、今後楽器を弾く時に気にしていこうと思います。

参加者の皆さま、ありがとうございました。

 

今回のワークショップは、「ヴァイオリンからだ塾企画第一弾!」として開催しました。今後も、ヴァイオリン・ヴィオラ奏者向けの勉強会のようなものを継続したいと思っています。来年も企画予定ですので、ご興味のある方は楽しみにしていて下さい。

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